自動車販売 2009 5 9
日本では、基本的に、
排気量が2000cc以上は、3ナンバーとなります。
今から10年前、近所のディーラーに行った時のことです。
小型車から大型車まで、あまりに種類が多いので、
私は、こんな質問をしたのです。
「車の排気量は、どのくらいが適当でしょうか」
販売員は、こう答えました。
「日本の道路、特に関東平野ならば、1500ccあれば十分です」
当時は、1500ccから1800ccのクラスに魅力的な車が、たくさんありました。
2009年の今、気がつけば、
日本の駐車場は、3ナンバーの車ばかり目立ちます。
しかも、車体も大型化しています。
つまり、日本車は、アメ車になってしまったのです。
排気量バブルに、車体バブル。
まるで、ひたすら巨体化を続けた恐竜のように。
これで売れるのでしょうか。
世の中の雰囲気が好景気ならば、何とかなるでしょう。
(みんな、そんな雰囲気に負けて、背伸び消費をするからです)
しかし、不景気になると、厳しいでしょう。
日本車の原点は、
少ない排気量で、大きな出力、そして省エネルギーだったはずです。
自動車バブル 2008 12 6
自動車バブルというよりも、
排気量バブルと言った方がいいかもしれません。
「いつかは、クラウン」
昔、流行った言葉です。
要するに、出世して高給取りなって、
3ナンバーの車に乗りたいという意味でした。
ところが、今や、日本の道路は、
3ナンバーの車ばかり目立ち、
もしかすると、5ナンバーの車より多いかもしれません。
そんなに、みんな「出世して高給取り」になったのでしょうか。
自動車において、見栄を張って、背伸びをしていないでしょうか。
今から10年前、私が、車のディーラーに行った時のことです。
小型車から大型車まで、あまりに種類が多いので、
こんな質問をしたのです。
「車の排気量は、どのくらいが適当でしょうか」
販売員は、こう答えました。
「日本の道路、特に関東平野ならば、1500ccあれば十分です」
当時は、1500ccから1800ccのクラスに魅力的な車が、たくさんありました。
今は、そういうクラスに、魅力的な車種は少ないでしょう。
みんな、自動車において、見栄を張って、背伸びをしていないでしょうか。
昔は、1500ccから2000cc未満が、日本の自動車メーカーの主力商品でした。
ところが、今や、2000cc以上が、主力商品となっています。
自動車のユニクロはないのでしょうか。
安くても高品質な車です。
(参考)
日本では、車のナンバープレートが、
2000cc未満は、5ナンバー、
2000cc以上は、3ナンバーとなります。
ただし、排気量が少なくても、車幅で3ナンバーとなる場合もあります。